低用量ピルのススメ
20歳頃から10年低用量ピルを服用しているので、そのメリットデメリット等々書いてみました。
☆私がピルを飲むようになったきっかけ
10代後半からひどい生理痛に悩まされ、強めの痛み止めを服用していました。
20歳頃に生理時以外の時期も体調不良が続き、病気なのではないかとクリニックを受診、生理痛緩和のため、低用量ピル(マーベロン28)を勧められ、服用を開始しました(毛深いことにも悩んでいたので、改善するかも!?という期待もありました)。
受診したクリニック:毛利もとこ女性クリニック(http://www.josei-clinic.com/)
(10年前の話です。駅近で婦人科外来を主にされているところです。googleのクチコミで結構悪く言われていますが、私はサバサバした先生が好きなので合っていました。婦人科外来向けです。当時は結構混んでました。今人気のドクターズコスメ ラロッシュポゼ(https://www.laroche-posay.jp/)も当時から置いていたり、婦人科系の病気の啓発冊子も置いてあったりして、色々勉強になった記憶があります。お世話になりました。)
その後、就職や地方転勤があり、かかりつけの婦人科を見つけられず、市町村の子宮頸がん検診のみ、適当に病院を探して受けていました。ただ、ピルはずっと飲み続けたかったのと、費用面を考えて、東京都内で最安と思われるクリニックに、東京出張の度にピルだけもらいに行っていました。
受診したクリニック:有楽町美容外科クリニック(https://secure.yurakucho.co.jp/)
美容外科が主ですが、ピルも処方しています。昔は問診だけでしたが、今は年1回か半年に1回、血液検査があります。半年分まとめて処方してくれるので助かりました。価格は今見ると少し上がっていますが、通っていた時期は2000円ぐらいでした。
☆マーベロンについて
私が飲んでいたのは偽薬もあるマーベロン28です。(https://www.msdconnect.jp/products/marvelon/)
第3世代、1相性、28錠のうち偽薬は7日分です。私は偽薬は飲まず自分で日数を数えていました。特に副作用がなく、快適に過ごせました。
☆ジェネリックについて
ジェネリックにはファボワール(https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/25/254910CF2030.html)
があります。マーベロンの代わりに飲んでいたことがありましたが、何故か飲むと吐き気がしてしまい、私には合わなかったです。
☆ピルを飲むときに気を付けるべきこと
よく知られていることですが、
・血栓症に気を付ける
・禁煙
は必須ですが、私のように定期的に婦人科に通わずにピルを使用したい場合は、
・子宮頸がん検診
・血液検査
も受けるべきだと思います。
また、診療代はかかってしまいますが、婦人科に行って1年に1回くらいは定期的な検診をすべきです。
やはりエコー等しないとわからないことは沢山あるからです。
☆ピルを飲むメリット(経験談に基づく)
・体調がすこぶる良くなった
・気持ちが安定した
・体調が安定したため、ストレスが減り、痩せた
・生理を自分でコントロールできるので、大事な日に万全な体制で臨むことができた
・付き合うにはいいけど、結婚を考えられない相手との妊娠を避けることができた
・排卵を抑制することで、卵管が傷つくのを防ぐことができた
・生理の量が減った
・婦人科に通うことに抵抗がなくなった
今は、妊活に伴いピルの服用を止めましたが、そうすると気分にムラができ、特に排卵、生理前、生理中の気分や体調はあまりよくありません。つまり、月の3/4くらいが大なり小なりの体調不良です。夫にも、『ピル飲んでた時はあんなに穏やかだったのに!』と言われるほどです。妊活終えて早くピルが飲みたい・・・
最近では、ピルを使って生理を数カ月飛ばし、もっと卵巣・卵管を休ませてもいい、という意見もあります。
「女性のためのピルの本」では、数カ月飛ばすことを推奨されていました。
☆ピルを飲むデメリット
・お金がかかる(ただ、体調が良くなり、生理をコントロールできる方のメリットが遥かに大きい)
☆ピルを飲んでも変わらなかったこと
・卵子の減少は止められなかったこと
☆ピルに対して私が誤解していたこと
・上にも書いていますが、排卵を抑制するので、卵子の減少を止められるのでは、と考えていましたが、卵子の元になる原子卵胞は、排卵の有無に関わらず日々消失していますので、卵子の減少を止めることはできません。現に私はピルを10年飲んだのにも関わらず、AMHが低かったです。
よって、ピルを飲んでいるから、妊娠はまだ後でいい、というのは間違いです。
合うピルを見つけるのは難しいかもしれませんが、PMS等症状が酷い方は、ピルを飲むと人生が変わると思います。
おわり