体外受精(採卵2回目移植6回目)①採血

この記事は2021年初夏の体験記です。

 

前回、子宮内膜炎の検査を受け、特に問題なしとのことだったので、早く1人目が欲しい私達夫婦は、2回目の体外受精(移植は6回目)をすることにしました。

 

体外受精をする理由>

私が考える私達夫婦が体外受精を選択した理由はこんな感じです。

①妻(32歳)のAMHが低く、もしかしたら早く閉経する可能性もあるため、時間がないと感じていた。

 ⇒以前通院していたクリニックでの検査では31歳でAMH1.4でした。

②夫(37歳)の精子の状態が、1年前より急激に悪化した。

 ⇒1年前は、もの凄く数字が良かったのですが、運動率がかなり下がってきていました。理由はわかりません。年齢なのかストレスなのかその時の体調なのか。

③人工授精を2回行ったことがあったが、いずれも実らなかった。

④タイミング法に手応えが感じられない、ストレスを感じる。

 ⇒2人とも妊活脳になっていたため、セックス=子供になってしまって、結構ストレスを感じていたと思います。

⑤お金も許容範囲だった。

 1回の体外受精では50万~70万円程かかりますが、助成金(制度が改正されたことで2回目以降の助成金額が増えたこともあり、体外受精フルコースは30万円、凍結胚移植は10万円の助成あり。菅元総理に感謝。)を貰えることを考えると、費用負担は多くて40万くらい。2人で半分づつ負担すれば、1回あたり20万/人ほど。2人とも生活コストが低く、無駄遣いもあまりせず、お金はかけるべきところにかけるタイプなので、高いけど仕方ないなと思っていました。

 

体外受精の流れ>

体外受精のスケジュールは、私が体外受精経験者ということもあり、初診の時にスケジュールのイメージを貰っていました。前のクリニックでは、体外受精に進むかどうかという時に、大まかなスケジュールを教えてくれず、もの凄く困ったので(仕事をしているので、負担感がわからない段階で、スケジュールを教えてもらえないのは辛いです)、今回のクリニックはわかりやすかったです。

 

体外受精のスケジュールはこんな感じで進みます。

①生理2~4日目に採血⇒採血時は結果待ちに1、2時間程かかる

②5日間、自分で注射(自己注射)

③内服薬開始

④生理9~11日目に採血⇒採血時は結果待ちに1、2時間程かかる

⑤引き続き自己注射と内服薬

⑥生理9日目以降は、2日に1回採血

⑦生理12日目頃に卵胞チェック

⑧卵胞の発育を再チェックし採卵日決定

⑨採卵・凍結

⑩抗生剤・痛み止め等服用

⑪移植期に備える

 

<生理3日目の血液検査>

生理が開始したので、私は生理3日目に予約を入れました。ネットなので簡単に予約でき、変更も簡単なのでストレスなし。

仕事があると急な調整もありますし、電話をかけるのが面倒だったりするので、やはりネット予約ができる病院はいいなと思いました。

 

当日クリニックに行って、すぐ採血をしてもらい、1時間程して結果を貰いました。

クリニックが職場から近く、昼休みに合わせて1時間の休暇を頂いていたので、採血後の待ち時間は、クリニックの近くでランチ。

食べることが大好きなので、美味しいお店を事前に調べておいて、今日はここにしよう~と毎回ランチを楽しんでいました。

あと、待ち時間の間に、自己注射の動画を見るように言われていたので、クリニックのHPに載っている自己注射の動画を待合室で見ました。

そして1時間後、採血の結果を聞きます。

 

生理3日目の採血の結果は

・E2 <20.0L pg/mL

LH          2.9   mIU/ml

・FSH        7.6   mIU/ml

・PRL  13.8  ng/ml 

こんな感じでした。それぞれの項目の意味をよくわかっていないのですが、問題なしということでした。

 

今回の血液検査ではAMHも調べていて、AMHの結果は当日は出ないので、次回来院時に結果を聞きました。結果は、

・AMH 抗ミュラー管ホルモン 2.44 ng/ml

 

!!!!!!!!!

 

AMHの値が1年前(1.44)より高くなっている!

以前AMHに関する本を読んだことがあり、AMHについては、治療法はない、良くなることはない、年齢でもバラつきがある、計測にブレがあるということは理解していたので、前回と今回の計測にはブレがあったんだろうなぁと理解しました。

1年前の1.44(38歳~41歳レベル)と今回の2.44(36歳~38歳レベル)とで、どちらが正しいのかはわかりませんが、いずれにしても自分の年齢(32歳)より卵巣年齢が高いことは間違いありません。

 

今のクリニックでも、AMH2以下の人については、早めの不妊治療を勧めているようなので(もらった紙に書いてありました)、2人目のことも考えると、やはり不妊治療を早くしないといけないんだなと腹を括ることができました。

 

<ホルモン注射>

血液検査の結果を聞いたら、卵巣刺激スケジュールの表をもらって、今度はHMGフェリングを打ってもらいます。

看護師さんに自己注射のやり方を教えてもらって、自分で薬剤を注射器に入れるという練習もしました。注射器を触るのも初めてなので手が震えました。。。。

工程が何個もあり、緊張も手伝って、全然覚えられなかったです。

ペンタイプの簡単な注射もあるのですが、値段が高いので、普通の注射器を使っているようでした。ペンタイプにすると1回の注射につき1~2万円くらい高くなります。自己注射は毎日行うので、それだけで何万円もかかってしまいます。

お金に余裕があって、注射器を自分で打つのが怖い方は、ペンタイプがいいかもしれません。

 

HMGフェリング(ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン)を打つための注射器・薬剤等一式と、ヒスロンという黄体ホルモンの薬をもらって、次は5日後に来院です。

 

<小ネタ>

HMGフェリングを調べたのですが、有効成分がヒト下垂体性性腺刺激ホルモン(閉経後婦人の尿由来)と書いてあり、閉経後の女性の尿を集めて作っているのかな?とびっくりしました。治験と同じように提供している人がいるのかな、、、

薬剤の作り方って調べると面白そうな気がします。

 

おわり